現在、優れたコンテンツを見つけやすくするため、検索結果に著者情報を表示する機能を導入しています。この機能は順次公開中で、アルゴリズムによって実装予定であるため、検索結果に著者情報が表示されないこともあります。こちらの Picasa アルバムで、一部の著者情報のサンプルをご覧いただけます。
ブログや記事の著者を特定するため、Google はコンテンツ ページ(記事など)、著者ページ、Google プロフィールのつながりをチェックします。著者情報のマークアップでは、リンクに rel
属性(オープン標準の HTML 5 の一部)を使用して、コンテンツ ページと著者ページに関連があることを指定します。
Google プロフィール
詳細なプロフィールは、ユーザー同士の情報の共有に役立つだけでなく、Google がウェブ コンテンツの著者を特定する際にも効果を発揮します。
詳しく役に立つ Google プロフィールを作成するためのヒントをいくつか紹介します。
- ウェブ上のすべての著者ページにリンクするよう Google プロフィールを更新します(プロフィールにリンクを追加するには、[プロフィールを編集] をクリックしてからページ右側にある [リンク] ボックスをクリックして、リンクを追加します)。
- 検索結果にはっきりとサムネイルが表示されるよう、プロフィール画像には自分自身が映っている高画質の写真を選ぶ必要があります。
- プロフィール ボタンをサイトに追加すると、Google プロフィールへのリンクが簡単になります。
自分のものとしてマークしたコンテンツを Google が検出すると、Google プロフィールの [+1] タブにマークしたコンテンツが表示されます(このタブは、いずれかのウェブページで +1 を付けるとすぐ、自動的に有効になります)。Google プロフィールの [+1] タブに自分のコンテンツが追加されるようにするには、自分のサイトに少なくとも 1 つの +1 ボタン(検索結果ページやウェブ上で探してください)を作成する必要があります(まだ 1 度も +1 を付けたことがない場合は、次のボタンをクリックするだけで準備が完了します:
[+1] タブには、自分が [+1] を付けたすべてのコンテンツに加え、タグを使用して自分が著者であることを指定したコンテンツも表示されます。
著者情報を指定する方法は、サイトやブログの著者が 1 人なのか複数人なのかに応じて異なります。
サイトやブログの著者が 1 人の場合
著者が 1 人のコンテンツを掲載するブログやサイトを公開する場合は、Google プロフィールへのリンクをすべてのページに追加することで著者情報を簡単に指定できます。次に例を示します。
<a rel="author" href="https://profiles.google.com/109412257237874861202">マット カッツについて</a>
rel="author"
により、Google はサイトの作成者がマット カッツであることを認識します。
次に活用事例を示します。どちらのサイトも Google プロフィールのボタンを使用しています。
- Silicon Filter(ページ右上をご覧ください):
<a rel="author" href="http://profiles.google.com/f.lardinois">
- Radioactive Yak(右側のメニュー バーをご覧ください):
<a rel="author" href="https://plus.google.com/111169963967137030210/posts"
ブログから Google プロフィールへのリンクの指定が完了したら、ブログの URL を Google プロフィールの [リンク] セクションに追加します。
WordPress の使用
ブログの作成に WordPress を使用する場合は、次のヒントをご確認ください。
- 必ず最新バージョンを使用するようにしてください。お使いのテンプレートで署名と著者の URL の指定が可能な場合は、
rel="author"
を投稿記事の署名に追加できます。 - ブログにプロフィール ページを用意している場合は、リンクに
rel="author"
を追加してください。 - rel="author" がプロフィール ページに表示されなくなった場合は、著者の略歴で
rel="author"
を有効にできます。
サイトやブログの著者が複数人の場合
著者が複数人のコンテンツを掲載するサイトを公開する場合は、個々のコンテンツに対して著者を指定するようにします。
記事の著者を特定するため、Google はコンテンツ ページ(記事など)、著者ページ、Google プロフィールのつながりを確認します。
- コンテンツ ページとは、著者が存在するすべてのコンテンツを指します(ニュース記事、ブログの投稿、短編小説など)。
- 著者ページとは、特定の著者に関するページで、コンテンツ ページと同じドメイン内にあります。
- Google プロフィールとは、著者ページの Google 版です。
著者情報の確認に際し、Google では次の 2 点を検索します。
- コンテンツ ページから著者ページへのリンク(Google プロフィールへのリンクも設定されている場合、Google プロフィールの情報も検索結果に表示されます)。
- Google プロフィールからコンテンツへと戻るためのリンク パス。
上記の相互リンクがないと、コンテンツと他人を勝手に関連付けたり、ウェブ上のコンテンツを自分の著作物であると主張したりすることが誰でも可能になるため、相互リンクは必ず設定してください。
著者情報のマークアップでは、リンクに rel
属性(オープン標準の HTML 5 の一部)を使用して、コンテンツ ページと著者ページに関連があることを指定します。次に、これらすべてのページがどのように連動するのかを示します。
コンテンツ ページ
rel="author"
リンクでは、記事の著者を指定し、次のページへのリンクを設定できます。
- コンテンツ ページと同じドメイン内にある著者ページ。
著者: <a rel="author" href="../authors/mattcutts">マット カッツ</a>
- Google プロフィール。
著者: <a rel="author" href="https://profiles.google.com/109412257237874861202">マット カッツ</a>
rel="author"
リンクにより、Google と検索エンジンは記事の著者がマット カッツであることを認識します。
著者ページ
複数の著者ページのリンク
サイト内の著者ページは、多くの場合同じ著者に関する別のウェブページ(著者のホーム ページやソーシャル ネットワークのプロフィールなど)にリンクしています。同じ人物に関するすべてのプロフィール ページについて Google に知らせるには、rel="me"
リンクを使用してプロフィール ページ間のリンクを設定します。
たとえば、マット カッツが http://foo.example.com で度々記事を執筆しているとします。http://foo.example.com 内のマット カッツの著者ページを、彼自身のホーム ページである http://mattcutts.com にリンクさせます。
<a rel="me" href="http://mattcutts.com">マット カッツについてはこちら</a>
続いて、http://mattcutts.com 内のマット カッツのプロフィールにも、http://foo.example.com の著者ページに戻るためのリンクを設定します。
マット カッツは <a rel="me" href="http://foo.example.com/contributors/mattcutts">Foo Times にも多数の記事を寄稿</a>しています。
rel="me"
の相互リンクから、Google は http://mattcutts.com と http://foo.example.com/contributors/mattcutts のプロフィールが同じ人物について説明していることを認識します。
例
著者情報のマークアップと Google プロフィールを使用してコンテンツが表示されるようにする方法の例を次に示します(この機能は順次公開中で、アルゴリズムによって実装予定であるため、検索結果に著者情報が表示されないこともあります)。
1. ウェブサイトで記事を執筆しており、また同ウェブサイト内に著者ページがあるとします(例)。
- 記事を、
rel="author"
を使用して同サイト内の著者ページへリンクさせます。次に例を示します。<a rel="author" href="http://www.cnet.com/profile/iamjaygreene/">ジェイ グリーン</a>
- 著者ページを、
rel="me"
を使用して Google プロフィールにリンクさせます。次に例を示します。<a rel="me" href="https://plus.google.com/105240469625818678725/"> <img src="//www.google.com/images/icons/ui/gprofile_button-16.png"> </a>
- Google プロフィールに、ウェブサイト内の著者ページに戻るためのリンクを設定します。Google プロフィールにこのリンクを追加する場合は、[このページは自分に関するページです。] チェックボックスを必ずオンにしてください。これで、著者ページへの
rel="me"
リンクが作成されます。
2. ウェブサイトで記事を執筆していて、同ドメイン内に著者ページがないとします(例)。
rel="author"
を使用して、記事を Google プロフィールにリンクさせます。次に例を示します。<a href="https://plus.google.com/101169865857654555922" rel="author">ジョンの Google+ プロフィール</a>をチェック
- Google プロフィールに、ウェブサイトのホーム ページに戻るためのリンクを設定します。
プロフィールと公開リンクのテスト
マークアップをチェックして、ページから抽出される著者データを確認するには、リッチ スニペット テスト ツールをご利用ください。現時点では、このツールで分析されるのは単一のページのみであるため、相互リンクが正常に機能しているかどうかを確認するには著者ページとコンテンツ ページを個別にチェックする必要があります。
最後に
上記の手順をすべて行ったら、設定に関する問題があった場合に Google からご連絡できるよう、こちらのフォームからプロフィールをお送りください。Google では、このフォームに記入していただいたすべてのユーザーに個別に返信することはできませんが、データについて詳しくお伺いする目的でご連絡させていただくことがあります。